人には二つのタイプがあります。本番に強い人と弱い人。この違いは何でしょうか?
それは、「イメージ力」と「経験力」の差です。
本番に強い人は、「イメージ力」と「経験力」に長けています。この2つの力は、そろばん学習で身につけることができます。
本番に強い人がもっている2つの力について
「本番」は、そろばん暗算検定試験の他にも、学校受験・発表会・仕事のプレゼンなどなど、たくさんの物事がありますよね。
多くの本番がある世の中だからこそ、本番に強くなりたいと誰しもが考えると思います。
ここでは、そろばん学習を通して、本番に強くなる方法について解説していきます。
本番に強い人がもつ「イメージ力」とは
初めてそろばん検定を受ける生徒さんで、「計算用意、始め!」と言われた瞬間に、いつもはスラスラ解いている問題を一問も解けずに固まったままになってしまうということがあります。「絶対合格してね」と周囲は励ましているつもりが、緊張感を煽ってしまうのです。
「失敗は許されない」「たった一度だけ」「絶対合格しなければ」そう思えば思うほど緊張感は高まり、筋肉が萎縮します。脳は機能低下し放心状態。それでは実力が出せなくて当たり前ですよね。更には、検定試験の度に体調を崩して欠席してしまう生徒さんだっています。
我が子に合格をしてもらいたいと願うならば、プレッシャーになる言葉を避け、「合格したら賞状がもらえるね」「試験が終わったら美味しいもの食べようね」など、終了後の嬉しい事柄をイメージさせると良いかもしれません。プラスのイメージ力が備われば、緊張からの解放を自己コントロール出来る様になります。
そろばんワクムスでは、
「検定試験合格でワクムスカード(:好きな文房具と交換できるワクムスオリジナルのポイントカード)10ポイント、不合格でも3ポイントゲット」
「競技大会やコンクール出場でポイントがたまったワクムスカード1枚ゲット」
などと嬉しい事柄をたくさん作っているため、挑戦すること自体にプラスのイメージがあることを子どもたちに意識づけています。
また、そろばんワクムスでは、特に珠算式暗算に力をいてれおり、頭の中でそろばんの珠をしっかりイメージすることを大事に指導しています。ただ漠然と答えを出すのではなく、頭の中でしっかりとイメージをしてから実行することで、ミスが減って本番にも強くなります。
本番に強い人がもつ「経験力」とは
そろばんの検定試験は、9,10級から始まりますが、暗算を含めるとそろばん教室を卒業するまでに10回以上の検定にチャレンジする生徒さんがほとんどです。何度受験をしても緊張するのは変わりませんが、経験によって自己コントロールする力が養われていきます。
自分なりの緊張のほぐし方を習得し、本番で出せる力は練習の8割という事を知る。そして、失敗しても再チャレンジすればいいという事を学ぶのです。そろばん学習は、本番に向けて、コンディションを整える術も体得していきます。
そろばんワクムスの卒業生は、中高の受験やセンター試験の時でも、そろばんの検定や競技大会を通じてその雰囲気を何度も経験しているから緊張しなかったといいます。
お子さんたちが将来、様々な場面で「本番」を迎える時の準備を幼少期から経験していることは、大きな強みになります。
小さな失敗の積み重ねこそが、大きな成功をつかむ糧となります。検定に失敗しても、それは将来の大切な本番に向けての準備なのです。