最近の習い事は多種多様。お子さんの特徴や興味、そして将来の事を考え、何を習わせるのが良いか選択肢が多いのも悩みの種ですね。
何を習わせるかを決める事は大切な事ですが、それ以上に習い事を卒業する時=「終わり方」が重要だと思うのです。
習い事の役割として、その技能を身につけることはもちろん、人よりできる事や努力をし、「自信を身につけること」も大事な役割のひとつです。
そして、その自信が持てるかどうかは、最後の辞め方で8割は決まるといっても過言ではありません。
「自分はやりきった」という達成感を持てるか。もしくは、「自分には無理だった」(敗北感)とか「~だからしょうがない」(言い訳)と感じるかの違いは非常に大きいのです。
そろばんの場合は「○級に合格する」という目標が多いのですが、それに限らず「小学校を卒業するまでは継続する」、「○○ができるようになるまでは頑張る」という目標も、大変意義のあるものです。
「最後の1か月休まずに通塾する」でもいいと思います。
「終わりよければ全てよし」ということわざにもあるように、最後に達成感を持たせてあげる事を私たちは大切に考えています。
最もよくないのは、何となくズルズルと休みが続いて行かなくなってしまったとか、親子喧嘩で「やる気がないなら辞めなさい」「じゃあ、辞める!」と勢いで言ってしまい、「明日から行きません!」などとなってしまうこと。
先生たちにとって、長い年月を過ごした生徒さんひとり一人は大切な存在。
だからこそ、最後は「自分はここまで頑張ったんだ!」「目標を達成したんだ!」という誇りと自信を持って卒業をしてもらいたいのです。