子どもを褒めて伸ばすと一言で言っても、色々な褒め方があります。結果を褒めずに努力を褒めるとか、良いことをしたらその場ですぐに褒めるとか、
褒め方は具体的にとか…、教育誌などでもよく取り上げられています。
しかし、聞いたことはあるけど、なかなか実践できなくてという保護者の方も多いのではないでしょうか?
子どもだってわざとらしく褒められたと感じれば、決して嬉しくはありません。けれど、自然に、その場で努力の過程を褒めるなんて、
一朝一夕にすぐできるものではないですね。
そこで、今すぐできる褒め技をひとつ紹介しましょう。それは、間接的に褒めることです。子どもは大人の会話を意外とよく聞いているものです。
お母さんは子どもが遊んでいる横でお父さんにこんなふうに話しかけてみてください。
「今日あの子、自分からそろばんの練習をしていたのよ」「塾でも準備や後片付けが早いって先生が感心していたの」と。
間接的に褒められるのは大人でもちょっと嬉しいですし、真実味が高まる効果もあります。
家族以外の会話も同じです。「うちの子は何をやっても遅くて…」なんて謙遜からこんな風に言うことがあるのではないでしょうか?
子どもに社交辞令は理解できませんから、知らずに劣等感を持つことにもなります。
常に子どもは親の会話を聞いていることを意識して、例えば「時間はかかったけど、検定合格まであきらめなかったことが偉いと思うわ」
そんな風に間接的に褒めてあげれば、子供のやる気もぐんと上がることでしょう。