効果のない叱り方

そろばんの練習後に「どうして片づけが遅いの!」

練習で点数が悪かった時に「なんで間違えるの」

検定試験を受けたいと子どもが言った時に「絶対受かるんでしょうね」など。

ついつい大人が言ってしまいそうな言葉ですが「どうして」「なんで」と言われても子どもはどう答えればいいのでしょう?

答えて欲しい言葉が「絶対に」と言われても約束できるものではありません。

心配すればこそ、改善をして欲しいという願いがあってこその言葉のはずが、逆効果になっていることもありますね。

では、そんな時どう言えば良いのかと言うと、

「片づけを頑張ると早く遊べるよ」「次は間違いが減るといいね」「合格するように頑張ろうね」など、

どういう状態になって欲しいのかを伝えるほうが子どもの意欲を引き出せます。

よく言ってしまう言葉は、深く考えると意味もなく、つい口癖で出てしまうものかもしれません。

けれど、子どもにとって答えのない「どうして」や「絶対」は逃げ場のない状態を作っているだけで改善にはなりません。

叱る側もストレスになるのですから、どうせなら改善を促せる言葉を使ったほうがいいですよね。

 

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