ミスを責めてはいけない

そろばんの見取算は、0~9までの数字を色々な組み合わせで足したり、引いたりを繰り返すだけです。級が上がれば桁数、数字の量が増えるだけのことです。だから基本的に新しく学ぶものはありませんので、最も簡単な種目のはずなのですが、ほとんどの生徒が苦手とする種目です。なぜなら、人間はコンピューターとは違い、一度インプットしたことでも、コンディションやメンタルでの影響、集中の度合いなど様々な条件によってミスをします。
そろばんで身につけたいのは「正確さ」「注意深さ」そして「根気強さ」。そろばんは、当たり前のことを間違えないように、注意深くするための訓練でもあります。ミスをしたことを責めるのではなく、どのような場合にミスをしやすく、どうすればミスを防げるかを学ぶことが最も大切です。

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