けじめのつけ方

親は子どもの才能を見出したいという思いから、小さな頃からいろいろな習い事にチャレンジさせたり、興味のあるものにはどんどんチャレンジさせたいと考えます。けれどやらせた結果、あまり成果の出ない場合や興味を失った時には、また次の新しい事へのチャレンジを応援するでしょう。必要に応じたステージの変更やステップアップは、悪いことばかりではありません。しかし、1つ気をつけたいのは「けじめ」のつけ方です。「なんとなく嫌になったから」「飽きたから」という理由で出席回数が減り、いつの間にか来なくなってしまうという習い事の終わり方をしてしまう子どもが増えています。
これは習い事ばかりではなく、社会に出た若者にも共通しています。会社を辞める決断ができず、「辞めます」とも言いづらい・・・嫌な事を回避してずるずると後伸ばしにして、いつの間にか出社せず連絡も取れなくなってしまう。または、突然「今日から出社しません」と電話一本で、会社に来なくなる新入社員が少なくないのだそうです。
最後のけじめのつけ方も、習い事から学ぶ大切な事の1つです。嫌になったという感情任せではなく、目標や期限を決めて最後のけじめのつけ方を教えることも、塾と親の役割なのかもしれません。

 

#ワクムス

Comments are closed.