「教えられることと、教えられないこと」

「教育」とは教え、育てると書きますが、実は教えられないことのほうが多いのではないかと感じることがあります。

ワクムスでは、初めて取り組む課題は必ず先生がやって見せて教えます。

次の段階で「説明を抜く」と言っているのですが、出来そうな部分は説明を省略して、自分でできるところを確認していきます。

ずっと付き添って教え続けるよりも、自分で考え、実際にやってみたほうが上達が早いのです。

丁寧に教えた後は、教えずに教えるというのが先生の高等テクニック。

そして、出来るようになってくると「もっと上手になりたい」とか「負けたくない」という気持ちが出てきます。

この気持ちは教えようと思っても、教えられないことです。

同じ教室で練習をする上級者に憧れ、まねてみようという気持ちを持つと吸収力がぐんと上がります。

これは、一人ではできない事だからこそ「教室」という場所が重要になるのです。

子どもの成長は大人が思うよりも早いものです。

なんでも「やってあげなきゃ」「教えてあげなきゃ」という大人の意識を変えていくことも大切ですね。

 

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